Warawanai Series 2
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「先生、先生」
「おや東之園君、ひさしぶりだね」
「先生、このつぼから、鍵がとりだせないんです」
「お湯で溶かして見たらどうかな」
「そんな、『易融合金』じゃないんですから。だいたい溶けても型がないんですよ。私の21F22Fぶち抜きのマンションに入れなくなって困ります」
「するとその鍵はきみの部屋の鍵なのか?どうやってつぼにいれたんだ?」
「私、つぼやき職人に弟子入りしたんです。そうしたら、修行中にポケットから落としてしまって...」
「そうか...休学届が出ているからどうしているのかと思ったら...つぼをやいていたのか。いやはや...」
「割ればいいでしょ?割ってしまいなさい、あなたが作ったものだから、まだ値打ちのあるものではないんでしょ?」
のんきな会話に業を煮やした桜子が口を出す。
「でも割れないんです。」
「なぜ?」ふたり同時にきく。
「だって、『割らない休学者』ですもの」
ふたりでかわりばんこに、萎絵をバシバシ殴る。
★呆れて帰る★
★舞台裏も読む★