Kansai Tasteless
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浅野川「おばあさん、このケーキをください。」
サダ子「はあ?なんちゅうてはんの?」
美波 「惣平、この人は関西弁しか通じないんだ。おれが通訳してやろう。」
「ばあちゃん、このケーキ売ってんか。」
サダ子「え〜と、これやな。」
浅野川「おいくらですか?」
サダ子「はあ?」
美波 「だから関西弁しかだめって言ってるだろ。」
「ばあちゃん、なんぼ?」
サダ子「はあ?」
どうやら耳が遠いらしい。美波は声をはりあげた。
美波 「な・ん・ぼ!」
サダ子は恥ずかしそうに皺だらけの顔をあからめ、うつむいた。
サダ子「そんなんきくもんちゃうで。」
美波 (ボケてんのかな?)「そやから、な・ん・ぼかってきいてんねん」
サダ子「わては今年で九十九や。」
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