第1回   フォークの左手ナイフの右手 1996.9.15


 本日から始まったこの「補陀落通信」であるが、どういったものになるのか、まったく展望はない。とりあえず、毎日更新はできそうにないので、「日記」とは名付けないことにした。
 とにかく、書きたいことを書きたいように書いていこうと思う。だから、この「補陀落通信」、日記だったりエッセイだったり小説だったり書評だったりするだろう。あるいは、漫画だったりイラストだったりするかもしれない。
 今日は自己紹介もかねて、このネタである。

 8月5日付の、赤尾晃一さんの「メディアウォッチ日記」に以下の一文があった。
 「●私も左利きだが、鉛筆と箸だけは右に矯正された。性格の歪みはそのせいか。」
 実は私も、まったく同じなのだ。生来左利きだったが、親によって矯正されてしまった。おかげで、赤尾さん以上に(こらこら)性格が歪んでいる。
 この件については親を恨まないでもないが、矯正が中途半端だったため、右手を使う行為と左手を使う行為が不自然に分化してしまった。今となっては、自分が右利きなのか左利きなのか判然としない。
 参考のため、右手を使うか左手を使うか、書き出してみると以下のようになる。

●主に右手を使う行為
 箸を使う
 字を書く
 はさみを使う

●主に左手を使う行為
 スポーツ全般
 歯をみがく
 マウス
 包丁
 盲牌
 アレ(←?)

●どちらの手でもできる行為
 スプーン、フォーク、ナイフを使う
 絵を描く

 困るのがフォークやナイフを使って食事をするときである。どちらの手でどれを持ってもまったく違和感なく使えてしまうので、本来どっちで持つべきものかがわからないのだ。
 普段はそれでもかまわないのだが、ちょいと洒落たレストランなんぞに入ったときは悩む。そういうときは、こっそりとあたりを見回して他人のまねをすることにしている。しかし、その場はそれでしのげたとしても、翌日になるとどちらの手でどれを持ったか、きれいさっぱり忘れてしまうのだ。
 ‥‥で結局、どちらが正解なのだろう? 「フォークの左手ナイフの右手」でいいのだろうか?


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